さいれんてぃくすのゲームブログ

現在は主に雑多なゲーム批評を中心に書いています

格闘ゲームをする意味を考える 2

前回からの続きになります。

 

前回は「格ゲーは娯楽じゃなくてボクシングみたいなスポーツに近いものだ」という話をしました。

 

まぁカプコンもe-スポーツを全面に押し出してウル4や今後リリースされるストVを考えてますし、世界中で大会がある事を考えても格ゲーのスポーツ競技化はこれからどんどん進んでいくと思います。

 

ネット回線の高速化でラグが減りつつあるのも大きな要因ですよね。ストVはPS4とPC版での発売でゲーセンを切り捨てた理由の1つとして、家庭でのネット回線高速化で自宅に居ながらにして対戦が快適に手軽に楽しめるという判断もあったのでしょうね。

 

さてようやく本題です。30を過ぎたあまり時間の取れない社会人が格闘ゲームをする意味とは?

 

1.努力する価値のあるコンテンツ

 

まず「趣味の価値観は人それぞれ固有のもので、人に迷惑をかけない限りは尊重されるものだ」というのが私の持論です。

 

少し話しが脱線しますがこの前テレビでひたすら蟻の行列を長めているのが趣味の方がいらっしゃって雛壇芸人が呆れてましたが、それを趣味と考えて楽しめるならローコストでとても素晴らしい趣味だと思います。個々の価値観で内心どう思おうが自由ですがそれを否定してはいけないと考えてます。

 

さて、それを前提として「格闘ゲームが努力する価値のあるコンテンツ」であるかどうか、の話に戻りますがまずは結論から「ある」と断言しておきます。

 

これは、勝てるかどうかの話は置いておいて、対戦格闘ゲームというジャンルは昔から続いているものであり、今後そのコンテンツが消え去る事は無いだろうという確信から来るものです。

 

確かに昔のブーム時よりは人が減っており、新規参入も難しいジャンルではありますが、オンライン回線の高速化に伴ってPS3、PS4、PC等を使って自宅で安価で手軽に対戦がプレイできる環境が整ってきた事は、ゲームセンターに足を運んで対戦して行く必要がなくなりインフラ面ではむしろ敷居が低くなっていると感じます。

 

まぁ、私のように田舎住みで「そもそもゲーセンが無い」地域にだって高速ネット回線は来ているのですからねw

 

 

2.コストパフォーマンスの良さ

 

趣味というものはお金のかかるものからかからないものまで様々ですが、「対戦」要素を含んだ趣味の中でゲームは比較的安価で済みます。

ネット回線は大抵の家にゲーム有無にかかわらず引いてるでしょうし、PS4とソフト・後はアケコンがあれば良いので5万~7万くらいの間でしょうか?後はPSプラスの月500円くらいあればそれで・・・。

 

学生さんには厳しいのかもしれませんけどね。まぁ社会人からすれば一度買ってしまえば後はどうにでもなる感じです。

 

ちなみに余談ですが対戦系ゲームで最もお金のかからないジャンルは将棋・チェスです。ネット対戦も無料でありますしね。本代くらいは必要でしょうけど・・・。

 

3.精神力の鍛錬

 

私が今回一番言いたいのはここですw

やってみると分かりますが、格闘ゲームは精神を消耗します。

負けて悔しかったり、やられそうで焦ったり、逆にあと1歩で勝てそうな所で焦ったり・・・

 

こういう経験って、なかなか日常生活で得られないんですよね。

何か1つの事に打ち込んで、その目標を達成するためにがんばる事はそれが勉強でも趣味であったとしても個人の心を鍛えます。

 

特に「悔しい」気持ちから「次はがんばろう!」と思える反復と、心が折れないように歯を食いしばる気持ちはどんな事にでも活かされてきます。

 

たかがゲームと思うことなかれ、私は学生時代ぷよ通から折れない心を学び、分析する大切さを学び、研究する方法と道筋を学び、同じ事を反復練習する大切さを学んだのです。

 

 

と、言うわけで持論をつらつらと書いてみました。

 

これは書いている自分自身が「自分はこれでいいんだ」と思わせるためのものだと言うのが一番大きいですw まさに信じるものは救われるって奴ですよ。自分で自分の事を信じてあげられるのは結構大変なんですよね。

 

このブログを立ち上げたおかげで、フレンドとの繋がりも持てておかげさまで既に孤独な格ゲー修練日記では無くなりました。偶然の出会いに感謝すると共に、まだ心折れずにウル4を続けられそうです。感謝。