さいれんてぃくすのゲームブログ

現在は主に雑多なゲーム批評を中心に書いています

格闘ゲームをする意味を考える 1

私は色々悩んだ時や考え事がある時はなるべくそれを文章化して考えようと思ってます。

 

文章化すると

・同じ事を考え続けて前に進まない状態を回避

・冷静に、客観的に考える事ができる

・後日見返して新しい視点を得る事ができるかもしれない

といったメリットがありますよね。

 

今回のテーマは「なぜ格闘ゲームをやるのか」にします。

 

現状、私のような格ゲー初心者は負けて負けてひたすら負けて負け続けて一生懸命努力してそれでも道は険しい、といった環境が格闘ゲームにはあります。

 

ゲームなのに毎日負けて悔しい気分にさせられて何が一体楽しいの? ゲームは余暇であって仕事でないのだからもっと楽しい事をしたらいいのに」

 

数日前に嫁さんから言われた一言。いやもうごもっともすぎて返す言葉もないですw 私も心の中では思ってはいたけど形にすると心が折れてしまいそうなので考えないようにしていた言葉でした。

 

そこで改めて考えてみることにします、30を過ぎたおっさんが格闘ゲームに何を求め、何を求めてはいけないのかを(大げさw)

 

<娯楽としてのゲーム>

ストレス解消や「楽しさ」を追及するのは本来ゲームとしてのあり方の一つだと思います。競技性のない一人用のRPGなどがこれに該当しますよね(クリアタイム競ったりとかは今は忘れて下さいw)

 

こういった類のゲームは、まず開発した側が提供するコンテンツ内のリソース(ストーリーやダンジョン攻略といったもの)を消費し終わると、一応のクリアを与えられます。そこから2周目をしたりレベルをMAXにしたりはプレイする側の意思によりますね。

 

RPGなんかは大体20~100時間までのプレイ時間でリソースを食いつぶして終わりのものがほとんどだと思います、ソフト購入した分の対価で用意されたものを遊んで終わる。単純なものです。

 

一方格闘ゲームをはじめとする競技性のあるソフトはどうでしょう?対戦で勝つ為に練習を重ね、CPUで実験し、トレーニングモードでそれを積み重ねる。開発側から与えられた消化型のコンテンツはせいぜいアーケードモード全制覇くらいのものでしょうか。そこから先は野に放たれた兎の如く、つわもの達に混じって戦い始める事になります。

 

仮に全くの初心者が格闘ゲームをはじめるとして、プレイ時間が100時間程ではまだまだ対人戦で勝っていくのは難しい時期だと思います。

 

この2つのソフト、同じ「ゲーム」だからといってその実内容としては全く違うものだと思いませんか?そうです

 

「もはや格闘ゲームは娯楽ではないという事実」

 

決してストレス解消や余暇を満喫するために格闘ゲームに手を出すべきではないと私は思います。中途半端に辛い思いをするだけだと。

 

むしろ、その内容はボクシング等の実際の格闘技のそれと比較する方が似ている点は多いのです。

・最初数時間練習しただけでは試合で勝てない

・練習に練習を重ねても上には上がいる

・毎日の積み重ねが実を結ぶ etc・・・

 

体育会系の方々が良く口にするであろう「努力」と「根性」が格闘ゲームには詰まっているのです。

 

ただ実格闘技と違い生まれつきの体格の違いや性別差は格闘ゲームでは関係がないのでより公平な戦いができるという点はあります。

 

そうです、

格闘ゲームをはじめてみよう」=「ボクシングをはじめてみよう」

これくらいの意思が無ければ気軽に入っていける世界ではもうないのです。

 

さらに言うならボクシングを習えば道半ばでも運動ですから健康に良いでしょうし、体に悪影響はほぼないでしょう。

 

じゃあ何故、格闘ゲームをやり続ける意味はあるのか、そこに楽しさはあるのか?

これはまた次回にしてみたいと思います。